5年目と破壊について

来月で独立してから5年の節目を迎える
この5年間は、長時間の移動、長時間のミーティング、会食、呑んで食べて…
すべて楽しいし、それ自体がストレスになることはないが、身体は確実に疲労を溜め込んでしまったようだ
お盆明けからの1ヶ月も札幌に2回、福岡に2回と、年末年始も含めて今年に入って泊まりがけの出張がない週は2回しかなかった
この仕事をしていて、命をかけて動くのは当たり前で、体に負荷が掛かるのは仕方ない
だからこそ、致命的にならないよう日常のケアに「投資をすること」が大切である
この1年、人間の体について様々勉強した
脳、骨、筋肉、神経などの役割や働きなどについてである
結果、身体は人間の思考のように2方面でなく、極めて立体的かつ相互依存で成り立っている。
その依存は絶妙にバランスされている。
バランスは強固であるが、日常生活における負荷、一度大きくバランスを崩すとアンバランス=バランスだと脳が勘違いする
そのため、マッサージ(=筋肉)で一つが改善されたとしても、正常な相互依存状態を取り戻すことはかなり難しい
それ以上の治療である電気治療やブロック注射、筋膜リリースなどでも、閾値に届くことは難しいようだ。結果、慢性状態から回復できない
私のたどり着いたのは「破壊」がキーワードになることだ
鍼の本場中国の名医は、「鍼」により筋肉に穴をあける、鍼を動かすことにより周辺組織との癒着を剥がす
穴に対して、脳は異常信号を送る。異常信号より、組織再生の指示が脳から飛び、血流が集まることにより再生が促される
結果、筋肉は固く癒着した状態から新しく柔らかく弾力性のあるものに生まれ変わる
一度で大いに改善される場合もあるが、癒着がひどい場合はそれを複数回繰り返す
会社経営にも同じことが言えるのだと思う
日常からも学ぶことは多いにある