経営戦略と新規事業開発①

初めまして。鵜川太郎と申します。
この度は当サイトをご閲覧頂きまして、ありがとうございます。

 

当方で最も多くの仕事を頂戴する新規事業開発についてお話申し上げたいと思います。

 

まず新規事業開発については、言わずもなが「経営戦略」と一体だと考えています。
私が独立してから出会った多くの方は、経営戦略という、会社の歴史、経営者の変遷、事業内容、事業環境、組織、社員などの様々な成り立ちを把握することなく、新規事業開発に取り組みます。

 

そのため、その会社にとっての新規事業ではなく、その事業領域の会社にとって普通に考えられる新規事業となってしまいます。

 

結果として会社としての強みを活かすことができず、新規事業が失敗に陥っているケースを多くみています。

 

他にも様々な失敗のパターンや傾向を把握しており、その時々で軌道修正をしています。

 

そのことから私がコンサルティングさせて頂いている多くの会社では、当初3か月〜6ヶ月は現状把握と戦略の方向性を考える時間とさせて頂いています。

 

色んな角度から経営者にご質問を行い、会社や事業・経営者のDNAを読み取っていき、経営者と共有していきます。

 

ご訪問1回で行う質問数は100個を超えます。
時間を問わないことから、ミーティングは2時間ほどから時には場所を変えて日が変わるまでということもございます。

 

質問は先にも挙げた会社の歴史、経営者の変遷、事業内容、事業環境、組織、社員などを中心から(問題ない方は)ご家族に至るまで幅広い内容になります。

新規事業をお願いしているのだから新規事業だけ考えてくれれば良い。ということではなく、成功してこそ新規事業であることから、本気で取り組むためにお互いに必要な時間だと考えています。

 

実際にお客さまからも今までの事業内容を客観的にみられたことで、事業の足元を見直すいいきっかけになった。

あるいは、月に1度そういった情報の整理だけをお話しながらまとめて、次の1ヶ月の方針を一緒に定めたい。というお客さままでいらっしゃいます。

 

事業への深い理解が伴うことからコーチングとは似て非なるものです。

 

同じことを何度も繰り返しながら、伺った内容から私なりに見えてくるものがあり、そこから新しい事業の要素をいくつかご提案。

 

提案を叩き台にさらに議論を繰り返すことで、少しずつビジネスの輪郭が出てきます。

 

過去の経験から3ヶ月以内に新しい方向性が決まることはなく、3ヶ月から議論がブーストしてくることが多いです。

 

次回は新規事業を含む経営戦略の方向性の作り方をご紹介いたします。