海外進出 ベトナム・ハノイ

海外進出 ベトナム・ハノイ

久しぶりのブログ投稿。3月も毎週出張、駆け抜けた1ヶ月であった。
今月は先週、ベトナムのハノイに出張に行く機会があったので、そのことを記したい。

 

 

お客さまの海外進出サポートで、ベトナムのハノイに同行させて頂くことになった。
仕事で海外に行くのは、6カ国目となる。プライベートでも東南アジアの国は初めてだったため、色々な意味で刺激になった。

 

 

ハノイまでは成田空港から直行便で6時間。毎週のように出張している私にとっては、
少し遠いかなくらいの距離で移動のストレスはほぼなかった。

 

 

ハノイはホーチミンと違い(らしい)、まだ街の発展はこれからという状況。
人々の主な交通手段はオートバイ(HONDA)で、車と車の間を颯爽とたくさんのオートバイが駆け抜けていった。

人口は約1億人と、ハノイの人口が推計で1,000万人と東京よりは少ないが
神奈川県や大阪府よりも多い一大都市である。

 

 

主な特徴や私が感じたところは、
・平均年齢は33歳(日本は48歳)
・大卒初任給は約5万円〜
・アルバイトの時給は50円〜100円程度
・人々が懸命に生きているエネルギーを感じる。上昇意欲は強い。
・大気汚染が進む。街に清潔さはない。ただ、耐えられるレベルではある
・水道水は飲めないが、生活用水としては問題ない。飲料水は20円くらいからと安い
・貧富の差が激しい。一杯100〜200円くらいのフォーもあれば、一杯1,000円を超えるラーメンも売れる
・親日国。日本語が異常に上手い方がチラホラいる
・フランスの植民地であったこともあり、外国人に対する抵抗感は日本よりは少なさそう
・性格や顔などが日本人と似ている。チラッと見ると分からない人もいる
・よく真面目な人が多いと言うが、人による

 

ビジネスにおける可能性は、
・ベトナムの人材の雇用は、まだまだできる。お金も大事だがお金だけではない。
 教育が大事で、単なる労働力としてみると失敗しそう
・貧富の差が激しいことを利用すれば、アービトラージ(差益)は構築できそう
・モノを持っていくだけでは魅力は低い。現地で人を雇用してビジネスする際には大きなチャンスがある
・ハノイはまだ未成熟な街(鉄道はほぼない)進出を考えるのであれば、最後のチャンス
・あくまでも社会主義国。カントリーリスクはある
・経済成長率は日本より高い。日本円がディスカウントすることを考えると円キャリーを活用することだけでも、ビジネスにレバレッジをかけられる可能性がある

 

 

今回、最も大きかった視座は「お客さまのビジネスにベトナム連携を加えると、
新しいチャンスが生まれてくるのではないか」という視座を設けられたことである。

 

 

例えば「人がいない」という国家的かつ経営課題は、日本の人口動態を見れば解決することはない
日本が国力を維持するには、生産性の向上(個人的には解雇要件緩和が軸)か人口増加しかない

 

また、今はかろうじて職を選ばなければ状態(有効求人倍率は1.3であるが、求人数を多く出している可能性があり、実態的には均衡くらいと見ている)だが、この10年以内に完全に実需的求人数が労働者数を上回る。

 

 

人手が必要な業種は「採用のうまさ」で乗り切れないので、構造的に人を集められる仕組みに手をつける必要があるのだ。

 

 

その1つが、人口ボーナス期(あと15年は続く)にあるベトナムとの連携かもしれない。

 

また行きたい国となったので「ベトナムで考えると?」を、思考の癖にしていきたい。