東海村 原子力発電の実態について

 

東海村にある日本原子力発電の施設にお邪魔した
原子力発電の理解に関する勉強会は今回で2回目で、昨年は青森県の六ヶ所村にある核燃料サイクルの視察(再処理工場)などを視察した。

 

 

東海村の原子力に関する概要

東海村は、日本における原子力研究と発電の発祥地として広く知られています。1950年代から原子力関連施設が集積され、日本の核エネルギー政策や技術開発の中心的役割を果たしてきました。


主な原子力関連施設

  1. 日本原子力研究開発機構(JAEA)

    • 旧動力炉・核燃料開発事業団(動燃)などを統合した国立研究機関。
    • 核燃料サイクル、核融合、放射線利用などの多岐にわたる研究を実施。
  2. 東海発電所

    • 日本初の原子力発電所(1957年建設開始、1966年運転開始、1998年運転終了)。
    • 日本の商業用原子力発電の基礎を築いた施設。
  3. 東海第二原子力発電所

    • 1978年に運転を開始した発電所で、現在も稼働中。
    • 最新の安全対策を講じながら運転延長を進めています。
  4. 核燃料加工施設

    • 燃料製造や再処理など、核燃料サイクルの実現を目指す施設が集積。
    • 使用済み燃料の再処理研究を行う「東海再処理施設」などが代表例。

 
原子力発電は、3.11以降忌避すべきものというイメージが定着してしまった。
国民感情として、火力やLNG・再生エネルギーの方向の良いのではないか。メリットデメリットを整理する間に、感情でそのような動きになっている。

 

今3.11以降の動きが修正されるようなエネルギー政策へ転換の期を迎えていることは確かだ。
ただし、この場では「国のエネルギー政策をこうすべきだ」という点に言及はしない。

 

であるが「実態を知る」ということの大切さを述べていきたい。

 

・原子力発電に使うウランやプルトニウムがどこから採取されて、どのような形で利用されるか
・原子力発電の発電に関する仕組み
・使用後の核燃料の処理や再処理の方法
・処理については、どこまでを想定して、どういうことが行われているか

 

何となくから、実態を知る(見る、行く)ことで自分なりの論を展開すべきだと思う。

 

 

写真は許可のある地域のみを掲載

原子力の力を使ったニュートリノ技術などの実験施設