常にビジネスを、仕事はどこから生まれるか分からない

会食を終えて、いつもながらに飲み足りない私
一人トボトボと、ある地方都市の飲み屋街を歩いていた
すると私好みの古民家風料理屋(古民家風は日本酒の種類が豊富な傾向)が見え、暖簾をくぐった
メニューのない料理屋のようだ
座った席の目の前にある野菜や肉魚をお客さまの要望に応じて調理してくれる。そんな地域のドンらしき雰囲気の漂う女将が切り盛りするお店
目の前にあった岐阜県産のエリンギやアスパラ、ナスをサッと炒めてもらうことにした
私の経験上、こういったお店は少し食べても多く食べても、そこまで値段が変わらない。調べて来た訳ではないので、初来店は怖い
まあまあ。少し呑んで帰るかと思っていたところ、隣のビジネスマンが、ちらちらとこちらを見てくるではないか
その隣にいるお年は召しているがまだまだ現役と見られる匠風の男性と盛り上がっていた
普段であれば、一人になったらゆっくりしたい私
一軒挟んでいることもあり、ついつい言葉を交わすうちに仲良くなってしまった
聞けば、一人は地元のセラミック会社の社長・もう一人はセラミックの職人であった
これは良い出会いとばかりに、熱燗をたんまりご馳走?になり、先輩先輩と話しかけ、自分の身の上の話もする
セラミックの知識が全くない私
それなら、まずは何よりも工場を見るべき。
ぜひ見たいという話をしたところ、先方も来なよ。という話であった
ここまでだと、よくある酔っぱらった勢いの話
名刺も頂いたし、興味もあるので、注釈はした上で連絡をした。とんとん拍子に訪問が決まるのであった。
後日談…実際に訪問し、ビジネスの話をするのであった。
何が言いたいか。
自分自身の性格がこの5年本当に変わったなと思う
ここまで自分が積極的な人間で、サラリーマン時代なら絶対したいであろう話や行動、最終こんな展開に持っていけるとは
何か実利を得たわけではないし、得られるかも分からない。でも私の中の重要な何かが姿を現したようにも感じる
これは昔から恵まれている「お客さま運」のおかげだと悟る
仕事を頂くだけでなく、いいお付き合い、そして自分自身が成長するチャンスまで貰えていることだ
自分自身が変わったことを感じる機会は多くないが、あればそれは全てお客さまのおかげ
そのおかげをきちんと利として返せるように、これからも一つ一つ真剣に取り組んでいこう