地域貢献の前に

 

先週は久しぶりに実家に帰っていた

 


私の住む場所から実家までは車だと50分、電車だと1時間半ほどかかる

 


実家に行くと、いつも父と盃を交わすので、行きは私が運転、帰りは妻に運転してもらう

 

実家は東京都練馬区光が丘という場所
都営地下鉄大江戸線の始発の駅で、私は2歳前にはこちらの場所に父の転勤の関係で移り住んだらしい

 

光が丘は米軍成増飛行場に勤務する米兵の居宅、グランドハイツ、跡地にURが建設した街だ

 

計画的に開発された町で、光が丘という地名が付く場所には電信柱が埋設され存在しない

 

おそらく新しい街として喧伝がなされ、たくさんの若年ファミリー層が移り住んだ
3万人の都市に小学校が突貫工事で建設され、その数は8校になった

 

そんな新興住宅地も開発から40年を超えて、老朽化の波が訪れている

 

老朽化した街を見て、記憶との違いに哀愁を感じ、何かできないかという気持ちが自然に湧いてくる

 

 

地域活性化案件はいくつか担当をさせて頂いている

地域活性化とは何か?

 

地域が元気について、私は「企業が儲かって、社員の給与が上がり、消費が増えていくこと」と考えている

 

地域活性のため採算は度外視だと考える方もいる。
だが、本質的に価値ある事業には相応の対価を貰うべきと考える

 

収益の蓄積がないと、投資、事業継続性などが担保できなくなる
高い倫理観が最後に事業を苦しめる

 

確かに地域の抱える課題の解決の全てを事業ができる訳ではない

 

しかし一見不採算なビジネスでも、調べ尽くせば儲かっている会社は必ずある


その会社には高い倫理観は勿論、事業性継続への確かな道が見えている

 

少しずつ掴みつつある雲もある
百戦錬磨な経営者が持っている視点や感覚をより手に入れていきたい