出張 故郷で仕事をするということ

故郷で仕事をするということ
先週は3泊4日と1年間の中でも長い出張の週であった。
東京から福岡空港、小倉で仕事、小倉から大阪、大阪で2件の仕事、大阪から金沢、金沢で仕事、金沢から東京、東京で仕事。
毎日自分の体を削りながら、仕事をしていると私は思っている。
私の仕事はzoomなどネットで行えば、半分の体力で済むかもしれない。
しかし、対面で行うことに価値があると強く信じており、だからこそ日々このような毎日を過ごしている。
話を戻そう。
さすがに週中から疲労困憊で、移動中は体力回復に充てていた。
今回は故郷で仕事をするということを書き記したいと思う。
私の生まれ故郷は福岡県北九州市というところである。
父親の転勤で2歳までしか過ごしていないが、それからも中学生になるまで毎年夏休みの約1ヶ月は小倉の祖母宅で過ごしていた。
その時の記憶はいくつも鮮明に覚えている。
山の上にあったため様々な動物が祖母の庭に来ること。
当時は壁チョロというトカゲの一種が家に張り付くのが怖かった時の記憶。
一軒家の廊下がこれほどまでに寒く、また夜の廊下は幽霊でも出そうな気持ちを持っていた記憶。
また、灯油ストーブの香り。日中の縁側の温かさは今でも感じれる。
夏になると庭にプールを出して、水を温めた記憶。(遊んだ記憶はあまりない)
北九州市を中心に、祖母と家族と九州各地を旅行した時の記憶。
それらがとても懐かしい。
福岡に行くたびに、北九州市を通る度に、ここで仕事ができたら良いなと思っていた。
後日書き記すが、九州大学からのご縁でこの地で仕事をする機会を得た。
私の会社は実質的に1人会社であるが、私のお客様を全て合わせると売上数百億、従業員数は数千人の規模、先のお客さままで考えると数万人となるだろう。
いつもは社長と一対一であるが、その先に様々な関係者がいることを忘れてはならない。
社長は良いものの社員ができそうにない戦略を打つことは、私はしない。
コンサルに多い私がしたいことをお客さまにやってもらうこともしない。
北九州の会社へ、私や私自身のネットワークから仕事をすることができれば、北九州市に対する恩返しをすることができると思っている。
一つの会社が元気になること、成長していくことの経済的なインパクトはそれほど大きいと思っている。
地域活性化の事例も様々見てきたが、何かコンソーシアム的に様々な会社が繋がって発展していくのは理想的。
でも、その牽引役となる企業を中心に様々な会社が有機的につながらないと絵に描いた餅になる。
世界や日本の様々な地域の活性化の成功例、そして失敗例、そして自身も地域活性化に少しだけ関わった経験からもそう言える。
だからこそ、私は私のお客さまの成長に注力する。
そのためには、極端に言うと使えるものは何でも使う。
九州大学からのご縁も繋がっていきそうですし、時間をしっかり掛けながら、お客さまの成長基盤を確固たるものにするために今日も動き続ける。