出張(札幌、銀行時代を思い出して…)

2024年最初の訪問地は札幌です。

 

札幌市は私がみずほ銀行に入行した際の初任地です。

当時は函館、旭川、帯広、釧路を中心に様々な地域を旅行したことを覚えています。

 

最初のキャリアが銀行で良かったと思うことは3つありまして、

・新卒で未熟な者でも百戦錬磨の中小企業の社長にお会いして話をすることができる
・(銀行の非常識な部分はあるが)社会のルールや礼儀を学ぶことができる
・超大手から中小企業、業種も様々なお客様を担当することができ、経営に接する機会が多く視野が広がる

 

これらがとても大きく、今の仕事に繋がっているところも多いと思っています。

 

特に経営者のお手伝いという意味では「何かを売り込む」ということの前に「経営者の話をよく伺う」ということが身につきました。

 

今では新しいお客様のところに伺うときは100個以上の質問が自然とスラスラ出てくる。
その質問を繰り返すことで、私自身の頭の中にお客さまが考えている世界観が作り出される。
それだけでなく、お客さま自身も私の質問に答えることでメタ認知に貢献できるのです。

 

お客様のお話を伺うことの大切さは、
お客さまがどのようなことをしたいかということを一緒に深堀することなく、どちらかと言うと経営コンサルタント自身がやりたいことにフォーカスしてしまうことを多く見受けるところからにも起因しています。

 

私たちは自己実現のためにお客さまがいらっしゃるのではなく、お客さまのやりたいことを叶えるために私たちが存在するのです。

 

そんな初心を降りしきる雪が思い出させてくれる3日間でした。