その土地を知ること

 

地方企業での仕事をする際に必要なことは「その土地を知る」ことだ。

 

ご契約が始まって、普段はwebでの打ち合わせ中心が希望だとしても、
1度は必ず現地にお伺いをさせて頂いている。

 

これまでも言及してきた「直接のコミュニケーションの大切さ」だけでなく、
その地の食や観光、歴史や人々の生き様までもが大切だと思っているからだ。

 

会社を変える、新しい事業を始めるということは、
単なる外部人間として位置するだけでなく、私自身がそこで働く社員と直接のコミュニケーションが多くない
までも、信頼に足る人物でなければならない。

 

信頼を勝ち取るためには自分自身の話をすることよりも、相手のことを深く理解することが大切だ。

 

だからこそ、そこまでをも仕事と捉えて、空いた時間を有意義に過ごすのだ。

 

最近は先週帯広に、とある商品のデモンストレーションに伺った。

 

すべての仕事が午後早くには終わったため、一人で帯広から中札内村にある六花の森に出かけることにした。

 

六花の森は、お菓子のバターサンドで有名な六花亭が営む庭園である。

 

綺麗に整備されながらも、人工的過ぎず自然な雰囲気を残した素晴らしい庭園だ。

 

この時期には既に綺麗なカタクリが道々に咲いていた。
ゴールデンウイーク前なので少し早めだと感じる。

 

こういうことを「今年は花は少し早めですか?」という一言から自然な会話が始まると信じている。

 

何が仕事につながるかは分からない。でも、点を打ち続ければ、いつかすべてがつながる時が来るかもしれない。

 

慢性的な疲労を抱えつつも、今日も動きつづける。