「地方は、将来の東京の縮図」

「地方は、将来の東京の縮図」
変わらず地方に繰り出す毎日を過ごしている。最近、衝撃を受けた言葉がある。それが「地方は、将来の東京の縮図」だ。
「地方は衰退している」と言われる。人口減少、高齢化、空き家、商店街のシャッター。夜の繁華街に人がいない町をたくさん見てきた。
しかし、これは”地方特有の問題”ではない。むしろ、地方は東京の未来を先取りしているのかもしれない。そう思わせてくれる言葉だった。
三条市下田地域での挑戦
最近(とは言っても半年前)、新潟県三条市から直接契約をいただき、三条市下田(しただ)地域の廃校活用を提案する仕事をしている。
下田地域はスノーピークの本社があり、山や川、森に囲まれたキャンプ適地として知られている。
一方で、国から”過疎地域”として指定されている地域でもある。
※過疎地域:地域社会における活力が低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域
地域の豊かさ
米だけでなく野菜や果物の種類が豊富で、旬の時期には道の駅で他地域産を取り入れなくとも一通りのものが揃ってしまう。
そばや名産の草もちは、その場で地元の方が手作りしている。そんな温かさもある。
4つの廃校をどう活用するか
この地域では5校ある小学校を1つに集約し、4つを廃校にする。その4つすべての活用方法を提案するという、稀な案件だ。
下田地域には何度も足を運び、他地域の先進的な事例も見てきた。ただし、廃校活用が稼げる資産となっているところは、ほとんど存在しないのが現実だ。
様々な事業者との対話
大手不動産会社、不動産コンサル、金融機関、リース会社、ホテル事業者、アウトドア関連会社、既に廃校活用をしている事業者など、様々な方にアプローチしている。
彼らと話をしていると、こう言われる。
「下田地域だからアウトドア、ではなくて、新しいものを外から持ってきて『○○=下田』にすべきだ」
尖らせることの難しさ
これが一番難しい。
何かの延長上にはない、こういった尖り方をしないと都市から目を向けてもらえないのは事実だ。
事業者も「尖った」提案でお誘いしないと、よくある地方の話として興味の芽を閉じてしまう。
未来の設計図を地方で作る
ある方が、もう一言おっしゃっていた。
「地方が未来の東京の縮図だとしたら、東京の企業は今、地方で成功できないと未来はない。未来の設計図を地方で作るべきなのだ」
この言葉は本質的で深く響いた。
これから
「今までにやったことのない仕事」に従事できて、もう一歩先にいけるという予感がしている。
あと1年と少しで40歳を迎えるからこそ経営や事業開発、財務の専門性を深掘りしつつ、新しいことに常に挑戦しながら広く遠くを見渡せるように歩んでいきたい。